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デュピュイ・ド・ローム (Armored Croiseur Dupuy de Lôme) は世界に先駆けてフランスが発明・建造した世界初の装甲巡洋艦である。本艦の先には、甲板装甲と舷側装甲を併せ持ち、帆走に頼らず蒸気機関だけで行動可能な航洋巡洋艦は存在せず、本艦の後より近代巡洋艦の歴史が始まったのである。基本設計は名設計士官である造船提督のルイス・マリー・アンヌ・ド・ビュシィの手により纏められた。設計内容は同年代の前弩級戦艦「マッセナ」を小型化し、装甲を減じ、代わりに速力を増加したものである。この設計は当時のフランス海軍で支配的だったジューヌ・エコールと言う戦略思想に基づいている。艦名は世界初の蒸気推進装甲艦「ラ・グロワール」を発明したアンリ・デュピュイ・ド・ロームに因む。 == 概要 == 装甲巡洋艦とは、湾曲した水線下装甲を持つだけであった防護巡洋艦には、高性能炸薬により高初速化した弾丸、および速射砲によって手数が増え攻撃力の高くなった近代巡洋艦に抗しきれないとフランス海軍が判断し、舷側水線部に垂直装甲を追加した艦種である。フランス海軍はこれにより敵性海軍の船団護衛艦との近接戦闘での戦闘能力を喪失し難い新艦種を生み出した、これが装甲巡洋艦である。なお、この艦種が生み出されたことにより、列強海軍は既存の防護巡洋艦では対抗しきれないと判断したため、先を争って装甲巡洋艦を建造したが、イギリス海軍は旧い考えを捨てきれず防護巡洋艦を建造し続け、各国から10年遅れて装甲巡洋艦を整備した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デュピュイ・ド・ローム (装甲巡洋艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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